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記録的大雨 暑さの中 復旧作業「り災証明」申請受け付けも【詳しく】 | NHK | 気象
2023/06/06 08:24
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記録的大雨 暑さの中 復旧作業「り災証明」申請受け付けも【詳しく】 | NHK | 気象

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230605/k10014089971000.html


記録的な大雨で大きな被害が出た各地。被害状況の確認や後片付けに追われました。被害を受けた地域でも気温が30度を超えるところもあり、厳しい暑さの中での作業に。被災地ではボランティアによる支援の動きも始まっています。

復旧に向けた各地の動きや、「り災証明」など公的な支援を受けるうえでのポイントなど、詳しくお伝えします。

「線状降水帯」計11回発生 一連の記録的な大雨で

気象庁によりますと、一連の記録的な大雨では、発達した積乱雲が次々と連なる「線状降水帯」が四国と近畿、東海の6つの県であわせて11回発生しました。
埼玉 越谷(3日)
線状降水帯は、2日の朝に高知県で発生したあと、午後にかけて和歌山県、奈良県、三重県、愛知県、そして静岡県と、太平洋側を西から東に移るように発生しました。

これに合わせて「顕著な大雨に関する情報」も11回発表され、一連の大雨による発表としては、おととし運用を始めて以来最も多くなりましたが、ことしから最大で30分早く発表する新たな運用を始めたことによるものだということです。

気象庁は「運用を変更したことで線状降水帯の発生を発表した回数も増えたと考えられる。今後も線状降水帯の発生が発表された際は、自治体の避難情報などを確認して適切な防災対応につなげてほしい」と話しています。

【「線状降水帯」発生のメカニズムをくわしく】

【「線状降水帯」を知らせる情報って?くわしく】

《厳しい暑さの中 各地で片付け作業》

【埼玉 越谷】浸水被害相次ぎ 住民が後片付け

記録的な大雨を観測し浸水被害が相次いだ埼玉県越谷市。市によりますと床上浸水が500件、床下浸水が2400件にのぼるとみられます。
5日は日中の最高気温が31.2度と真夏日になり、被災した人たちは厳しい暑さの中で後片づけに追われました。

このうち東越谷地区の住宅では、玄関近くまで水が押し寄せたほか、物置は水につかったということでこの家に住む80代の男性は5日も後始末にあたっていました。

男性は「きのうも暑かったですが、きょうも暑くてこたえます。本当は日中の時間帯は作業をしたくないですが、しかたなくやっています」と話していました。

【茨城 取手】幼稚園でも職員総出で

今回の大雨でおよそ600棟が浸水被害を受けた茨城県取手市の双葉地区です。地区の一角にある「つつみ幼稚園」では、職員たちが総出で片付けにあたり、教室で水につかったマットなどをはがし、室内を掃除していました。
幼稚園の理事長は「おととい、水かさが下がってから園を見に来たが、中はめちゃくちゃになっていた。教室が水につかって下に敷いていたマットも浮き上がっていた。園はきょうは休みにしたが今後どうするかは決まっていない」と話していました。

【茨城 取手】知事が現地視察で被害状況確認

午前9時半ごろ茨城県の大井川和彦知事が現場を訪れ、取手市の担当者から話を聞くなどして地区の被害状況を確認しました。大井川知事は、その後、雨水などを排水する2か所のポンプ場などを視察しました。

視察の後、大井川知事は「ひとり暮らしの高齢者も多く、片づけなどが困難だと思う。災害ボランティアの協力も得て支援する体制を取手市と連携してとっていきたい」と話していました。

【詳しくはこちら】自宅が浸水 復旧作業のポイント

6日も厳しい暑さの見通し“熱中症に十分注意を”

6日は西日本は前線の影響でくもりや雨となり暑さは和らぐ見込みですが、東日本や東北は晴れるところが多く、厳しい暑さが続く見込みです。

日中の最高気温は
▽富山市や山形市、福島市で30度
▽東京の都心やさいたま市、水戸市で29度
▽新潟市で28度などと予想されています。

引き続き熱中症に十分注意し、屋外で復旧作業などをする際には、できるだけ日ざしを避けてこまめに水分補給をしたり休憩したりするなど、対策をとるようにしてください。

猛暑は“災害” 命を守る「熱中症」対策

《ボランティア支援の動きも》

【和歌山 海南】

住宅や店舗が浸水する被害が出た和歌山県海南市の社会福祉協議会は、災害ボランティアセンターを設置して受け入れを始めました。5日午前9時ごろに集まった19人のボランティアが、担当する地域の住宅で家具や、ぬれた畳などを外に運びだしていました。

この家に住む50代の男性は「水につかってしまった畳はものすごく重く、人手が足りません。ボランティアの活動はとても助かります」と話していました。

【愛知 岡崎】

住宅や農地などが浸水する被害が相次いだ愛知県岡崎市は、土砂のかき出しや、使えなくなった家財の運搬などにあたるボランティアを募集し、支援活動を始めています。このうち、床上30センチ近くまで浸水したという岡崎市岡町の住宅では、5日午前、5人のボランティアが到着し、庭などに入り込んだ泥を袋に詰め込んでいました。

岡崎市災害ボランティア支援センターの本間孝司センター長は「今後もボランティアの力を集めて、被災者の心情に寄り添いながら対応していきたい」と話していました。

《公的支援の動きも》

【愛知 豊橋】り災証明書の申請受け付け始まる

愛知県東部の豊橋市では記録的な大雨で、車が水没して60代の男性1人が死亡、水路に転落するなどして2人がけがをしたほか、住宅の浸水が相次ぐなど大きな被害が出ました。

豊橋市は5日午前9時から被害などに関する住民からの相談を受け付ける窓口を市役所1階のロビーに開設し、被災したことを証明するり災証明の申請の受け付けも始めました。市によりますと、窓口では住宅被害のほか災害で発生した廃棄物の処理の方法など、さまざまな相談をワンストップで受け付けるということです。

豊橋市防災危機管理課の星野好史課長補佐は「生活の再建を進めるためにもスピーディーに対応したい。どんな困りごとでも相談を寄せてほしい」と話していました。

◆「り災証明」ポイントは?◆

まずは記録に残すことが大事です。被害の大きさに応じて受けられる支援が変わります。

▽被害状況を必ず写真などで記録に残す
▽自宅の外観を4方向(東西南北)から撮影する
▽水害では「どこまで浸水したか」がわかるように人を立たせて撮影する
▽室内や屋外の設備の被害状況も撮影する

こうした写真はスマートフォンなどの携帯電話で撮影したもので問題ないということです。

自宅が被害を受けた場合は、まずは「り災証明書」を申請してください。被害の度合を証明する書類で、自治体による調査をもとに交付されます。さまざまな支援を受けるうえで必須です。

【詳しくはこちら】「り災証明書」など生活再建のポイントは?











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