「月が綺麗ですね」=「愛している」
「雨、やみませんね」=「もう少し傍にいたい」
「寒いですね」=「抱きしめて欲しい」
「暖かいですね」=「あなたが傍にいてくれて幸せ」
っていうのをTwitterでみつけまして。
丸山さんに変えたらくっそ萌えたくっそ悶えた
って話です。(笑)
「雨、止みませんね」
「朝はあんなに天気だったのに…やっぱり梅雨時のハイキング間違いましたね」
「寒くないですか?」
「雨で濡れちゃったからちょっと寒いかも…」
おもむろにバッグからパーカー取り出して着ちゃうあーたは鈍感さんなのか、それとも分かってやってるのかどっちなんだい
「……あー、と、…暖かいですね、(笑)」
「…(笑)はい(笑)」
寒いとか、暖かいとかどうしたんだろ、って純粋な君はなんにも分かっちゃいないんだ。抱きしめてもいいですか?ってことなんだよ?なにしてんだよお前さんは!!!!
今日の丸山さんちょっと変くらいにしか思ってないんだよね。純粋かコラ
もうすこし雨宿りして行きましょうか、と微笑んでくる丸山さんなんてどうですか。
つまりは「もう少し傍にいたいんです」ってことでしょう。
ハゲのくせに!!たまらん!!!
「傘持ってこなかったし、そうしましょうか」
ってお前さんは丸山さんの横に腰掛けるんだろおおおおおお!!?まったくけしからん!!!!もっとやれ!!!!!!
「これ止むんですかね」
「今のところ止みそうな兆しは見えませんけど…時間大丈夫ですか?」
雨宿りして最初のほうは共通の趣味の話だとか丸山さんがしてくれる面白い話で時間過ぎるのもあっと言う間だったのに
気づいたら辺りは真っ暗で。
「時間は大丈夫なんですけど、あの、暗いのが苦手で…」
あっそうなん!?って急にあたふたし始める丸山さん。
そんなの知らなかったからどうしよどしよ、って丸山さんが一番焦ってる。
「ふふっ、でも丸山さんが隣にいてくれるので大丈夫そうです、ごめんなさい、心配させちゃいまして」
乙女だな、可愛いなお前さん…!!
「ほんまに平気?無理だけはせんといてな…」
と、大人の余裕をみせる丸山さんだけど実は心の中はドッキドキで口から心臓が出そうなんだ
「でもその代わり、あんまり離れないで下さい」
ってか細い声で言いながらわたわた焦って立ち歩いてた丸山さんの服の裾をギュって握って言うんだよね
「あ、はい…っ」
そこからはなんだかお互い気まずくなっちゃってしばらく無言だったんだけど、丸山さんが急に喋りだすんだ
「星っ!出てますよ」
「ほんとだ…!綺麗ですね」
ちらっとあーたの方をみた丸山さんはあーたのあまりにも綺麗な横顔で「はっ」と声を出してしまうんだよ、可愛いね、恋してるんだね
「えっと、…あの、月が!…月が綺麗ですね、…!」
「ん…あれ…?でも今日曇ってて月があんまり見えないですよ、?」
焦れった〜い♪焦れったい〜♪って音楽が流れ出しそうなくらい鈍感だねあーた、可愛すぎるぜよ
「あっ、ほんとだ」あははって言うけどほんとはそういう意味じゃなくって。
「……いや、あの。……月が綺麗ですね…」
「えっと…あの…?」
「本、お好きじゃないですか?…月が綺麗ですね、って知らないですかね、」
本読むのは好きだけど生憎あーたはちょーっくら鈍感さんみたいだからね、そんな遠回しに言われても気付くわけないよね
「ごめんなさい、分からなくて、」
って申し訳なさそうな顔したら「やっ!!」って大きな声出すからびっくりしちゃうあーただよ
「こんな遠回しに言うてもしゃーないですよね、えっと、…月が綺麗ですね、…つまり、あの。」
貴女を愛しています
丸山さんの顔がみるみゆうちに真っ赤になっていくんでしょう。
頬が紅潮していって可愛い彼を目の前に理性なんて保っていられますか?私は無理ですね。理性なんて吹き飛ばせですよ
「だめ、ですかね…」
びっくりしすぎてキョトンとしちゃって返事してなかったら覗き込むようにして眉毛を下げてこっちをみてる丸山さん。そうだよ、噂の狸顔だよ。
「あっ!ごめんなさいびっくりしちゃって…!……私も。月が綺麗だと思ってました」
(私も愛してました)
「……ええっ!?ほんまに…?ちょ、ぎゅーってしてもええですか」
って答える暇なく抱きしめてくるんだろう丸山めこのこの!!!!
そんなロマンチスト丸山をください。
どこかに落ちてませんか。