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リハビリ

2021/11/15 00:03 Mon

7年??
7年????

長すぎやない???

西に引っ越してくる前か……
えーはい、7年ぶりの投稿です。ちょっと色々ありまして、Twitter以外で吐き出せる場所が欲しかったんです。残してて良かった……ありがとう自分。

マイナー畑で育ってるから、消すに消せないんですよね。こうして残していた7年間の間に、誰かの心を支えられていたら、蝶っと嬉しいかなって思いつつ。

自分でも読み返して「誰これ天才。あっ過去の俺だわ」って遊びしてますw

もちろん武装錬金を忘れたことはないし、パピヨンのことを考えない日はないくらい変わらず大好きです。

リハビリがてらまた書いて行こうと思います。
新ジャンル足しつつ……

はい、その、今更ながらワンピースを拗らせました……ここのところ拗らせまくっています。

ユニバのプレミアムショーが良すぎたんだよ、本当。
なんなんあれ10月に7回行ってしまったんよ……コラソンが……コラソンが……オリキャラな敵さんも激エモで性癖しかねぇって本当なんで8月から行かなかったの自分ーーーーって殴りまくってます。
ってその話はまた今度。

リハビリするよ!


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俺は卑怯者だ。

パピヨンの舌の上に垂らされたそれは、ゆったりと温かく、そしてとても甘美な甘さ。
外気に晒している口腔の乾きを潤すには足りないが、頭の芯を優しく揺らすには充分だ。

閉じていた目を薄く開けば、必要最低限の灯りだけの研究室の天井が、より黒い瞳に映り込む。

視線をずらすと、椅子に腰掛けるパピヨンの横に立つカズキの姿があった。

指を咥え、口腔内を刺激しているカズキの姿に、パピヨンは少し目を細めた。
嬉しさか悲しみか……どちらとも判然としない畝りに瞳が揺れる。

先程、舌の上に垂らされたのは、カズキの唾液。

ー今日は食事しないのか?

そう問いかけてきたのはカズキからだった。

人間を餌として生きる“ホムンクルス“。

パピヨン自身、食人衝動は薄いがないわけではない。
しかし、病もともにホムンクルスとなった身体は肉を塊を口から喰らうような食人は不可能である。
今は、独自で作ったの栄養剤を摂取することで、時折沸き起こる飢えも衝動も制御している。
だから、それは必要のない行為ではあった。

何がきっかけだったか……こうするようになったのは……

「唾液を飲ませろ」

口を開き舌を見せ喉奥を指さすように見せたのが、数分前。

舌の上に垂らされたカズキの唾液が、パピヨンの舌の上で広がり染み込んでくる。栄養剤からでは感じられない充足感がそこには確かある。

俺は卑怯者だ。
これは食事なんて行為ではない。

椅子に預けていた背を起こし、唾液を溜めるのに苦戦しているのだろうカズキの後頭部へ腕を回す。

咥えられていた指が抜けた唇が自分の名前の形を繋げたのを確認しながら、パピヨンはそれを塞ぐように唇を重ねた。

柔らかな肉の感触。
皮膚の下を流れる血の脈動。
熱を帯びた息。
その全てに、全身が歓喜する。

後頭部に回した腕で引き寄せ、開いた唇に舌を差し込めば、抗議の埋めきが隙間から漏れた。
溜められていた唾液が、2人の唇の隙間からつっと流れ落ちる。

直接感じるその甘さは、何よりも甘美でー

「ごちそうさま」


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