「アハ。もっと楽しもうヨー?」
「オハヨー。アサゴハン、アサゴハンッ!!」
「アハ。コンニチハー? こんなトコで何シてるヨ? なんかオモシロイコトあったかヨ?」
「ふぁぁ〜っと……。ン? ……バンワー。ムニャ……オレこれから寝る、あとヨロシクー……」
「ウゲー。オレ勉強キライー。ヤダヤダヤーダー」
「ヤー! ネコ好きー! カワイイから! フニャフニャしてニャアと鳴く生き物はカワイイ!」
「ヤー! ぎゅーってすんの好きー! ぎゅー! 体温とか心臓の音伝わってくるから落ちつく。すんげえあったけーヨ」
「ネー、オレと遊ぼーヨオニイサン?」
「ツマンネ。マジツマンネ。もーヤダヤダ遊びにもなりゃしないもっと楽しませてヨー!」
「ムガッ!! オレはアンタより年上だバーカ!! アンタら西方人種には東方人種がチビで童顔に見えるだけ!!」
「ヤー。何言ってるかワカンネ。フェンデルク語むつかしヨー」
「トーサン、カーサン、タクサンの兄貴や姉貴たち。……みんなドコ行った? オレをおいてけぼりにして、ドコへ行った?」
「みんなカミサマがいるいないでロンソウする。けどオレの民族はカミサマを信仰しないヨー。カミサマいようといないと、それより長のがエライから。長は一族のオトウサン。一族はみんな家族。そして、……家族は裏切らない。絶対に」
「腹ヘッタから飯でも作ろうかなー。ア、レファルの旦那は手伝わなくてイイからヨー」
「旦那ァ旦那ァレファルの旦那ァ、この本読んでヨ! オレ、字読めない!」
「なんで旦那は学校行きたい? だってヨー、あーんなおっかない場所行ってもミジメになるだけヨ?」
「白堊ねえさんに『むやみに女の人に抱きついてはいけない』って怒られたからレファルの旦那に抱きついたら、また怒られた……ワケワカンネ」
「……オレ、慧羽にイジワルしたいわけじゃないヨ。ふつうに……そりゃちょっかい出したけど、そんなつもりじゃなくて……。ちがう、アイツかってに泣く! オレ、ワルくないー!!」
「パルテノねえさんがよく言ってた。『よい子にしてたらー、ママが迎えに来てくれるんですー』って。オレもイイコにしてようかな。ずっと待ってみようかな……」
「パルテノねえさんは怒るとすっっっっげーこえーヨ。オレも腕とかもってかれそーになったもん」
「えへへー。サーディットの兄貴ー」
「兄貴はオレを裏切ったりしないもんねー。オレはイイコだもんねー。なでてなでてー」
「ネー、サーディットの兄貴。ドコ行くヨ? オレも連れて行ってヨ。足手まといにならないから。だから。おいてけぼりはもうヤだ……」
「ベアタ夫人、またよからぬこと企んでるヨー……(ブルブル)」
「ーーアハ。楽しいなァーー愉しいなァーータノシイナァーー」
「ウサギって寂しいと死んじゃうって言うケド、『イ』ンゲンも同じだと思うヨー。あ、違うかも。『イ』ンゲンは寂しいとおかしくなるのかも。どっか壊れちゃう、頭、あるいは心が」
カタコト喋り。そのことを表すため、カタカナ多めで表記してみた。しかし読みにくいなら変えようと思ってる。まだ試行錯誤中。
「人間」を「インゲン」と発音する。他にも間違って覚えた単語が多数。
口調そのものはやんちゃな少年みたいな感じ。それなりに口は悪い。
たぶん声質は男にしては高めなんじゃなかろうか。そんなイメージがある。