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(滅多に書かない福祉系記事)障害を持った子を普通学校に(閲覧不推奨)

 最近仕事で、「うちの子はダウン症だけど、小〜高まで普通校に通ったのよ!」なんて相談を受理しました(メインの話題はそれじゃないですけど)。

 いわゆる“定型”が普通校、障害を持った子が“特別支援学校”ないし“特別支援学級”に入るのが、日本では自然な流れとなっていますね。
 私が卒業した中学校に、今でいう特別支援学級(当時の名称は特殊学級)がありました。当時は「謎が多いクラスだ…」以外の印象はありませんでした(爆)が、今は「一人一人が生きる力を身に付けるところ」だと考えています。

「障害を持った子どもを、普通学校に入れる」との動きがあるそうですね。
4年前、社会福祉士受験資格の取得のために行った実習でも、最終日にそんな話を聞きました。子どもに障害があることを知った時のショックは、計り知れないものでしょう。100%受容できるまでは、長い時間がかかることを知っています。周りのサポートの有無によっても変わるでしょうが
 私自身、障害を持った子を産む可能性が高いと言われているので、正直他人事ではありません。障害を本当に個性として受け入れられる世の中になってほしいし、変えていく力をつけたいものですよ。


 普通学校と特別支援学校・学級…と区別するのが良いことだとは思っていません。特別…って名称には抵抗感がありますしね。ほんとうは定型・障害の分け隔てなく、誰でも理解できる教育が提供されるようになったらいいなと思います。
 でも、今はそれが出来ていないから(教育関係の方、すみません)支援学校・支援学級が存在するのではないでしょうか。定型の子・障害を持った子、両者を守るために。

 子どもって「自分は他の子と違う」と、どこかで感じると思うんですよ。勉強がわからなくて、みんなと同じことができなくて、周りとの差が開いていって…ストレスを抱えて本来の力を発揮できなくなるかもしれない。子どものうちは「親の期待にこたえたい」思いが強いから、親が「普通校に行くことが幸せだ」と願っていれば、嫌だなんて言えない。私だったら言えない。いや、言えなかった。
 障害を持った子の親たちが普通学校を望む理由の一つに、地域の子どもたちとの交流を望むことがあるそう。授業が理解できず、全く馴染めず、でも、例え離れていても、わかりあえる友人が一人でもできればいいんじゃないかな?と。近所付き合いだけが全てじゃないはずです。…私はそう思います。
 


 障害を持ちながら普通学校を卒業して「特別支援学校に行けばよかった」と涙を流した子も「普通の学校に行ってよかった。辛い経験を何度もしたが、得られたものは大きい」と話してくれた子のことも知っています。一概に、どちらがいいかなんて言えないでしょうが、その子のことをよく見て、最善の環境を提供することは、怠ってはいけないのではないでしょうか。









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