こんにちは、風邪のときは体温計を使って熱があると客観的に明示されてしまうと更に具合が悪くなる気がするので絶対使わないようにしているのこです(長)。
本当に病は気から、ですよねぇ。
喉が特に弱いので労りつつ、栄養採ってます。
今日はちょっと長くなるんですが就活のことを。
今苦しんでいる人、将来取り組もうとしている人に読んでもらって、一人の体験談として心に留めてもらえるといいな、と思いました。
わたしが将来のことを意識し始めたのは3年生の春でした。やりたいことはぼんやりと浮かんでいたけど、実際に活かせる場所はどこかまだわかっていなかった頃です。
学生時代で何をやってきたか考える機会があったのですが、わたしには何もありませんでした。中だるみというやつかもしれませんが、とにかくだらけきっていたので誇れるものは何も。そこでもう遅いかなとも思いましたが、後悔するより今出来ることを、と行動し始めました。サークルなどにはあえて入らず、自分から動いて友達作りからちょっとしたボランティアまで、興味のあることをひとつずつ。資格を取ろうと決意したのも春ですね。結局違う職種に就いてしまったんですが話題には事欠かなかったですし、自信に繋がった気がします。将来に向けて何か行動した一歩目でした。
そして夏休み前に就活サイトに登録。周りは先輩訪問などしている人がいましたが、わたしは勇気がなくて出来ませんでした。まだ友達と一緒に行動することが多かったですから、甘ちゃんでした。そこから秋までは就活サイトをちょっと見るだけ。何をしていいかわからなかったんですよね。就きたい職もまだ曖昧で迷っていました。やる気注入のための説明会などはいくつか出ましたが、その時頑張ろうと思ってもその日だけ。エンジンが掛かる前でした。
でも11月頃から合同説明会などが始まってきて、いよいよスーツを着る機会が多くなりました。ごちゃごちゃ人の並みに乗りながら必死に予約して話を聞く日々。学校の方で就活応援講義のようなものがあったので、知らない人と話す練習をしたり、エントリーシートの書き方を学んだり、模擬面接を受けたり、就活のノウハウを学びました。絶対必要ではないと思いますが、時間を無駄にすることはないかなと。実践が一番だと思いますし。サイトを本気で見てエントリーが始まったのもこの頃でしょうか。自己分析やSPIの勉強も始め、やっと就活らしくなってきた時期でした。
そこから年明け、冬休みと説明会に出て勉強して、2月に初めて面接を受けることになりました。自己PRと志望動機を考えて覚えて行った面接、それが予想していなかったイレギュラーなものでPRや動機は一切聞かれず、トラブルがあったときにわたしはどう対応するか、という実践的なものでした。もちろんしどろもどろ。その場で聞かれて冷静に考えて答える大切さを知ります。
学校が始まって4年生の春。面接もちょっとずつ増えてきます。グループ面接からディスカッション。苦手なこと続きで初めてだらけ。でも友人にアドバイスをもらったり自分で考えたりして何とか乗り越える日々。その時受けたある大手さんの面接で気付いたことがありました。それまでわたしがやりたいだろうと思っていた業界だったので、PRや動機は覚えていきましたが、それでは成功しないということ。やる気と努力が足りなかったということです。自分のPRは自分と企業のことをよくわかっていれば覚えなくても出てきます。動機も企業のことをよく調べていれば絞り出さなくても出てきます。自然に湧き上がってくる感情のように、素直な気持ちで受け答えが出来るようになってから就活が楽しいとも思えてきました。それまでになるまでが大変なんですが。この頃のわたしは自分のやりたいことをよくわかっていなかった上、何とかなるだろうという気持ちでよく調べもせず面接に行ってしまったのです。
もちろんその面接は落ちました。しかしその次の糧になっていたと今改めて思います。自分を知ればやりたいこともはっきりしてきた頃でした。
それから面接に行くときは企業の勉強して行くようになりました。自分の自信になりますし、質問になってもアピール出来ます。自信は活き活きが重視される中、輝きを出すため非常に重要ですしね。
知ることの大切さを学んでから、いくつかの面接を経て、自分を表現することの大切さを知りました。いくら魅力的でも、伝えることが出来なければ知ってもらうことが出来ません。20分くらいの場で、相手の方も知ろうと必死だと思うので、しどろもどろでも自分は何者かを伝えようと必死になっていった結果、少しずつ通過するようになりました。
就活は金銭的にかなりきついです。移動費が一番ですかね。プラス昼食代など。スーツとカバンと靴などにも掛かります。揃えたのは秋頃でしょうか。女性は替えのストッキングもいくつか必要かと。ちなみにわたしは春用グレースーツ1着、冬用ブラックスーツ1着、ブラウス3枚、靴と鞄とコートも1つずつ揃えました。夏は暑いですねかなり…。
そして結局最後まで先輩訪問や企業訪問、インターンシップはしませんでした(笑)。何事も経験なのでやって損はないと思いますが、しなくてもやっていけるという証人ということで。SPIも分厚い本を勝った割に半分くらいで止めてしまいましたね…。もちろん筆記テストやWEBテストで学力が問われることはあるんですが、わたしの目指していた業界ではそんなに重視されていなかったのか、テストで落ちることは少なかったです。それよりも適性検査ですかね。その業界に企業に合っているのかが問われた気がします。
就職中は人見知りをなくすため、積極的に話しかけて就職仲間を作ったり、ストレスを溜めないように面接前は友人と話して気を楽にしたり、1人にならないように心掛けました。溜め込むことは精神衛生上良くないですしね。
最初はすごく緊張しいだったわたしですが、面接の数をこなすうちに慣れてきました。慣れが一番というのは本当でしたね。面接を終えてフィードバックして見直して反省して。少しずつ要領がわかってきます。想定される質問にもひとつだけ大きな答えを出しておけば困りませんし、小さなことを丸暗記していく必要はなくなります。暗記はやはり臨場感が出ないのでするべきではないと思いました。最後にはドキドキすることもなくなり、自分でもびっくりするほどでした。
経験を積んできてからは面接で面接官の方を笑わせたい、笑わせたら勝ちだ、という妙な使命感に駆られていたこともありました(笑)。お堅い方もちょっと笑ってくださって雰囲気が和み、それが結果としてこちらの土俵に持ち込むことが出来た要因だったかもしれません。多少不利だと思っても、怖い面接官の方でも、自分らしさを出していければ人間性をわかってもらえると思います。
心に残っている言葉は 就職は恋愛みたいなもの。縁があり、お互い好きで初めて成功する。例えばエントリーシートもラブレターのように丁寧に。 という言葉です。人と人とのやり取りですから、読む人を意識しつつ情熱や思いやりも忘れずに。
わたしが今のところに決めた理由は人事の方の面白さと震災後の対応の丁寧さでした。今年は震災があり、中断延期中止など企業も揺れていましたが、その中で学生を思いやる気持ちに心打たれるものがあったので選ばせていただきました。
自分が選ばれるだけではなく、選ぶ立場でもあることを忘れないでください。わたしも心から行きたいと思えない企業は選考に進みませんでした。志望動機を考え込まなくても思い付く、それが基準でした。
自分が本当にやりたいことが見つけられてからはそれ一本に絞り、無事に終えることが出来たわたしですが、始めから業界を絞ることは良くないと言う方もいらっしゃいます。この氷河期、わたしはラッキーだったのかもしれません。それでも、就職支援課や友人の助けを借りて試行錯誤を重ねて進んできたこの1年間、これを読んでくださっているあなたのために何か参考になることがあればいいなと切に願っています。
ポジティブに自信を持って、成長するための過程を楽しめたら最高ですね。
今日もちょっと真面目なお話でした。