著:ユペチカ
監修:西森マリー
一巻と二巻をまとめ買いして一気に読んでしまいました。
ナダの婚約者が決まったことで周囲がざわつく第二巻。
登場人物も増えてきて、どんどん視界が開ける感じがします。読了感が良いのも最高。
礼拝などの宗教儀礼の手順は大変そうですが、手伝えるところは手伝って、任せるところは任せて、完全に理解し合う必要も無くてただお互いを尊重出来れば素敵だと思いました。
巻末のサトコの前日譚と、一巻の巻末のナダの前日譚を併せて読むと凄く心臓が締め付けられます。二人が出会えて良かった。
著:ユペチカ
監修:西森マリー
ルームメイトはイスラム教徒の女の子。
日本人のサトコとサウジアラビア人のナダのニューヨーク生活を描く四コマ漫画。
書店で試し読みして良かった、そう思えた漫画です。これをスルーするのは勿体無いです。
イスラムのことをよく知らないから過激派怖いというイメージを抱いていましたが、登場するイスラム教徒の女性達はみんな普通の女の子で、当たり前のことなのにそれが驚きでした。自分の知らない文化や生活、考え方を知ることが出来ました。
私はすっかりサトコの視点にリンクして、一緒に驚いたり、気付きを得たりしました。そのたびに自分の中にあったモヤモヤしたラベルが溶け落ちていくようでした。
四コマ形式だからか淡々と流れていくやり取りに、話の内容が重くなり過ぎない配慮を感じます。それがとても心地良かったです。