シャニマス四百十三日目。
天・天・白・布で第四シーズン。次は準決勝ですがiPadの充電が切れました。
二十連でふれんど日和が二凸しました。久々にSSR見ました。
風が鳴るのは一瞬。次の瞬間には宙に舞い上がった者達が次々と石畳に投げ出された。あちこちで苦悶の声が漏れる。それを一瞥するとサルファーはケトルの元へと飛んだ。
背後から矢の気配が迫る――身を捻って躱す。飛ぶ。矢の射程範囲外へ。
「……ケトル」
少年は動かないが、少なくとも外からわかる傷は無い。どうやらただ気を失っているようだった。
数回、軽く羽ばたいて風を当てる。
「う……」
ケトルが目を覚ました。しきりに頭をさすりながらきょろきょろとしている。
「えっ……おれ、こんなに吹っ飛ばされたの? うそだろ? そ、そうだ、敵は!?」
「粗方打ちのめしておきましたよ。でもまだ弓使いが二人います。儀式に掛かり切りの魔術師達もいます」
光球を消し、少しでも相手から自分達の姿を見えなくする。一気に暗くなった空間の中、サルファーの聴覚は弓使い達の距離を詰める足音を捉える。
「走れますか? 移動を……」
「それはいいんだけれども……」
ケトルは苦笑したようだった。
「テロルと喋る時と雰囲気違うな」
「よく言われます」
主人の性格があれだから、せめて己だけは周囲に丁寧であろうとしているだけなのだが。