シャニマス四百十九日目。
淡雪の戯れがCランクフェスアイドルになりました。
めざせアイドルNo.1で普通に負けました。ボーカル・ダンス二極型でステータスが分散した分、火力不足だったようです。
トリッキーナイトで第二シーズン。
今度はビジュアル型です。一点突破。
第一シーズンのオーディションは全てクリアしました。
祭壇のあたりがにわかに騒がしくなる。
飛び散る火花と詠唱――魔術の応酬。
暗闇の中を縦横無尽に駆ける影――テロル。
あくまで標的をサルファーとケトルに絞った弓使い二人――矢をつがえ、弦を引き絞り、次々と射掛ける。
「はあっ!」
勇猛果敢に挑みかかるケトル――上空に飛びフォローするサルファー。風で矢の軌道を逸らす、叩き落とす、切断する。
「降伏しろ!!」
弓使いの一人がケトルの剣の間合いへ。射撃不可能な距離に追い込み、ケトルの動きが僅かに散漫になるのをサルファーは見た。考えるよりも先に全身が総毛立つ。
「降伏するのは貴様の方だ!!」
弓使いが矢を掴み、刺突武器として繰り出す。
「接近戦に持ち込めば勝てると思ったか!? 甘いな坊主!!」
「そんなのアリかよっ!」
アリだ。
「そもそも何も対策をしないわけないでしょ……」
呟き、そもそもケトルは実戦経験が無いことを思い出す。
フォローしてやりたいが、こちらももう一人の弓使いの猛追を捌くので手一杯だ。
「まずいかも」