如何に、躯が汚れていようとも、
私を生かす、核が不安定に律動を繰り返し、
朱色の液が、定まらぬ居場所を突き進んで行く限り、
避けられぬ、不安と不満に付き纏われる事は絶対だ。
幾重もの苦悶に苛まれる中、
己の存在意義の在処でさえ、理解に悩むもので、
失われた自身の行き場に苦痛を強いられ、
唯一の真実を映し出す、この瞳で、
迸る血の色彩に、確かな安堵感を見出す。
人の価値観は、一体何で決まるのだろうか。
掲げられた理想論は、どうにも嘘臭く、
客観視された、優劣は否めないのだ。
(進化とは、時に生態系の均衡を打ち壊す凶器に成り得るのかもしれない)
2007-4-16 01:01