うわああああ
喉が渇く
餓えてる
飢えてる
喉の奥の食道のずっと下に少しずつ絶望が溜まっていく
あたしは一人になったらだめだ、だめなんだ。
すぐに絶望に取り込まれる。
喉が渇く、渇く、
助けてほしいんだ、私はもうずっと昔から、助けてほしいんだよ。
救っておくれ
卒業という言葉に妙な感傷はない。私はいつだって、冷静にそれを受け入れる。小学生の時も中学生の時も高校生の時も、私は静かに卒業を受け入れる。写真を撮り合ったり、卒業アルバムを捲って喚いたり、思い出の品に言葉を寄せ合ったり、そんなことは私にとって何の意味も持たない。時が経てば忘れる類のものだ。自分にとってどうでもいい人間との思い出なんて重要ではない。大切なのは、私の大事な人との記憶だけ。
とにかく、私は卒業なんてものにこれっぽちの感慨も抱かないけど、四年かけて彼と作り上げた思い出と離れ離れになることが怖くて怖くて仕方ない。
人は幸せだった記憶を食って生きていくことはできないのだ。(だけど、不幸だった記憶は一生もの。なんでだろう)
昔、あたしと亮さんが今よりももっと強く堅く繋がっていた時にこんな風にインターネットが発達していたら、なぁと思う。
今日は彼と大分に旅行にきてます。温泉温泉!お部屋も素敵だった。晩ご飯はお魚いっぱい出てきたけど、頑張って食べたよ。
いろいろ考えてしまう。
わたしなんかを花嫁にしたら君はきっと不幸になるよ。ごめんね、ごめんね。
家族に対する負い目を感じる。私が幸せになれたりするんだろうか。私だけが幸せになれたりするんだろうか。…そんなこと不可能だよな。
暗闇に耳を峙てる恐怖を知っているか?誰も助けてくれなかったあの日々をあたしは忘れたりしない。大人はみんな私のことを嫌うから、嫌われる前に予防線。それでも勘の良い人には気取られてしまうんだ。私はまだまだ未熟だからね。大人は嫌い大人はずるい。ずるいずるい。子供は何も知らないと、気付かないと思っているその高慢さ。大人なんて嫌いだ。
あたしはいつまでも少女でいたい
私はお母さんに恋をしているのかもしれない
そうじゃなきゃこの異常な執着と依存の説明がつかない。
もう苦しいよ
ごめんなさい許して
出来の悪い子供でごめんなさい
どうしたらあなたが満足するのかわからない
ごめんなさい、ごめんなさい
うんと良い子になるから、許して、認めて
この家の中では歪んだ愛と絡み合う依存心ばかりが増幅する
助けて、だれか
私が救うことにはもう飽き厭きしているんだ
うんと良い子になるから、たすけてね
今日も世界は輝いて、誰にも平等に朝がくる
自分だけがトクベツだなんて思い上がりだ。たとえそれが不幸であっても。
その他大勢のうちの一人一人に主役級の人生!だけどその舞台には自分しか居ないのだ。監督も役者も観客も、すべて自分一人。誰が見てくれるわけでも、誰かを満足させるわけでもない。目的はただ一つ、この舞台を終わらせることだけなんだ。
誰だって他人の人生になんか興味ない