子犬を抱くみたいに、暖かく。
世界から隠すように両の腕に深く抱いた。

少し腕を解いて覗き込めば、彼女のシットリした目が見える
「好きなままでいいよ」つい、言ってしまった。

本当は、一番に、なりたいんだけど。