ここ最近恒例のpauper目線で見てみたカルドハイム。
一応挙げたけど《大蛇の餌》のようなpauper的には使われなくてもリミテッドだととても強いな、というものも多くシンプルにカードパワーが上がっているということを実感します。
追記で、今回は結構多め。
白
《戦場の猛禽》
クリーチャー 鳥
(W) 1/2
飛行 先制攻撃
《錆色翼の隼》に先制攻撃がついた一枚、カードパワーの上昇を感じる、装備品つけて殴るだけで強い。
《鉄の評決》
インスタント
(2)(W)
タップ状態のクリーチャー一体に五点
予顕(W)
予顕というギミックをどう捉えるかによるがコンバットトリックとしては中々強そう。
《確固たる戦乙女》
クリーチャー 天使、戦士
(3)(W) 3/2
飛行
マナコストではなく、(1)(W)と自分の墓地からクリーチャーを追放して唱えて良い。
コモンの能力ではないよね、これ。
消耗戦になったときに2アクションとりやすいフライヤーは強そう。
《シュタルンハイムの駿馬》
クリーチャー ペガサス
(2)(W) 2/2
飛行
アーティファクトとエンチャントのコストを(1)下げる
《鋳造所の検査官》や《卓絶した特使》のようなメダリオン能力持ちクリーチャー。
下げられる範囲も広く、本人も飛んでいるのでこれ中心でデッキを考えられるスペックだと思う。
青
《占い鴉》
クリーチャー 鳥
(3)(U) 3/3
飛行
予顕(1)(U)
素キャストと合計コストは変わらないものの他の予顕と混ぜると考えるとこのサイズは破格かと。
《多元宇宙の警告》
インスタント
(3)(U)
占術2、2ドロー
予顕(1)(U)
《天才の片鱗》からエネルギーを取って予顕をつけてコモン落ちさせた一枚、素撃ちでも十分採用圏内のスペックに予顕付きなのでかなり使い勝手は良さそう。
《浜墓荒らし》
クリーチャー 人間、ならず者
(U) 1/2
瞬速
EtBで対戦相手のクリーチャー一体に-2/-0修正。
《ズ―ラポートの決闘者》の切削の代わりにタフを上げたクリーチャー、ほぼ同じ感覚でいいかなと。
《領界からの旅立ち》
インスタント
(1)(U)
土地以外のパーマネントをバウンス
予顕(U)
予顕付きの《分散》、予顕すると総コスト増えてしまうもののハンデスから除去を逃がせるのは意外と役にたつかも。
《ドローガーの思考盗み》
クリーチャー ゾンビ、ならず者
(2)(U) 3/2
EtBでプレイヤー一人のデッキトップを見て墓地に送っても良い。
EtBで諜報1か、消術1っぽいものを持ったクリーチャー、スタッツも高く強そう。
ただ、入ってくるデッキは想像できない。
《鴉変化》
ソーサリー
(2)(U)
クリーチャーかアーティファクトを追放し、飛行を持つ1/1の鳥トークンに変える。
予顕(U)
青では珍しい追放除去な上にアーティファクトに触れるカード、鳥を渡すとはいえ1/1はそこまで驚異というわけでもないので、予顕で隠して使っていきたい。
黒
《古牙の信奉者》
クリーチャー エルフ、クレリック
(1)(B) 1/1
EtBで対戦相手は手札を一枚捨てる
《泥棒ネズミ》のエルフ版、《目腐りの虐殺》避けなど、エルフである点を押していきたい。
《大蛇の餌》
インスタント
(2)(B)(B)
クリーチャーかプレインズウォーカー一体を追放。
《ヴラスカの侮辱》的な万能除去のコモン版、正直pauper的にはプレインズウォーカーいないのでそこまで感はあるが、コモンでここまでの除去カードが来るのは結構衝撃。
《棄てられた地の伯爵》
クリーチャー ゾンビ、クレリック
(3)(B) 3/2
瞬速
EtBでこのターンにダメージを受けたクリーチャーかプレインズウォーカー一体を破壊。
予顕(1)(B)
《クォムバッチの魔女》と合わせたり、コンバットトリックにしたり、出たあとも及第点なサイズなので【黒単】に入るかも。
《ドローガーの再生》
インスタント
(1)(B)
墓地からクリーチャー一体回収or共通のクリーチャータイプのクリーチャー二体回収
《絶滅からの帰還》のインスタント版、部族デッキなんかに入ってたこれが置き換わることになりそう。
《頭蓋の奇襲》
ソーサリー
(3)(B)
対戦相手一人は二枚ハンデス、棄てられなかった場合、その差分の枚数引く。
予顕(1)(B)
二枚ハンデスから二枚ドローまでといったカード、後半引いてもドローになるハンデスは優秀、問題点は予顕付きとはいえ少し重いか。
《沈下》
インスタント
(B)
追加コストで自分の墓地から一体追放
クリーチャー一体に-3/-3修正
追加コストはいるが、範囲の広い、軽量除去なので生贄ギミック系のデッキなんかで使われそう。
赤
《悪魔の稲妻》
インスタント
(2)(R)
クリーチャーかプレインズウォーカーに四点
予顕(R)
予顕すれば《炎の切りつけ》のインスタント的なカード、素撃ちも別に問題ないコストなので、予顕でフェイク的な使い方も良さそう。
《イマースタームの略奪者》
クリーチャー デーモン、狂戦士
(1)(R) 2/1
EtBで一枚捨てたら一枚引ける。
《地割れの魔術師》の同型、即発掘やマッドネスなど、使い勝手のいい一枚、もっともあちらはゴブリンなので部族サポートが優秀なのだが。
《戦利品奪取》
ソーサリー
(2)(R)
追加コストで一枚捨てる。
二枚ドロー、宝物を一個生成。
《海賊の略奪》の下位種、といったところ、使い魔サイクルや《ゴブリンの電術師》なんかとうまく使えれば強そう。
《タスケーリの火歩き》
クリーチャー 人間、狂戦士
(2)(R)
誇示(1)ライブラリトップを一枚追放し、このターン、それをプレイしてもよい
衝動的ドローを毎ターン使えるクリーチャー、誇示なのでアタックの必要はあるが前のめりなデッキと相性がいいのであまり気にならなそう、プレイなので土地もいけるのはいい。
緑
《仮面の蛮人》
クリーチャー 多相の戦士
(1)(G) 1/3
多相
EtBで自分の墓地のクリーチャー一枚追放するとアーティファクトかエンチャント追放。
気軽に打てるわけではないが置物除去を内蔵した多相持ちクリーチャー、部族デッキでクリーチャーの濃度を下げずに置物に触れれるようになるのはポイント。
《サルーフの群友》
クリーチャー 狼
(3)(G) 3/3
EtBで1ドロー
予顕(1)(G)
分割可能な《シマクマ》といった性能だが、《シマクマ》本人や上位互換の《ジョラーガの幻想家》と比べてもサイズが大きいので、ミッドレンジで使えるか。
《蛇皮のヴェール》
インスタント
(G)
クリーチャー一体の上に+1/+1カウンターを載せてこのターン呪禁を得る。
《レインジャーの悪知恵》の+1/+1修正をカウンターにした版、除去を弾いたあとも修正が残るのは優秀。
アーティファクト
《金脈のつるはし》
アーティファクト 装備品
(2)
装備しているクリーチャーは+1/+1修正
戦闘ダメージを与えると宝物トークン一個生成。
装備(1)
軽量装備品で後続に続けやすくなる能力持ちで強そう。
《略奪者のカルフ》
アーティファクト 機体
(3) 4/4
攻撃時、デッキトップが土地ならタップ状態で戦場に出しても良い。
搭乗(3)
コモンの機体出さないって言ってたのになぁ。
搭乗コストに対してスタッツはいうほど高くないが攻撃にアドを稼げるのは優秀。
《嘲笑の人形》
アーティファクトクリーチャー カカシ
(3) 2/3
予顕(0)
実質2/2/3くらいのスタッツなのだが、実質タダみたいなカードなので悪用出来る可能性はありそう。
土地
《氷河の氾濫原》
氷雪土地 平地、島
(T):(W)or(U)を加える
《氷のトンネル》
氷雪土地 島、沼
(T):(U)or(B)を加える
《硫黄のぬかるみ》
氷雪土地 沼、山
(T):(B)or(R)を加える
《高地の森》
氷雪土地 山、森
(T):(R)or(G)を加える
《極北の並木》
氷雪土地 森、平地
(T):(G)or(W)を加える
《雪原の陥没孔》
氷雪土地 平地、沼
(T):(W)or(B)を加える
《移り変わるフィヨルド》
氷雪土地 島、山
(T):(U)or(R)を加える
《森林の地割れ》
氷雪土地 沼、森
(T):(B)or(G)を加える
《高山の草地》
氷雪土地 山、平地
(T):(R)or(W)を加える
《霧氷林の滝》
氷雪土地 森、島
(T):(G)or(U)を加える
各種タップイン氷雪デュアルランドサイクル。
基本土地タイプをもっているのが特徴で、《ウッドエルフ》や《よじれた嫌悪者》なんかとの相性もいいので、氷雪デッキはこっち、そうでないならゲインランドみたいな棲み分けは生まれそう。
オマケでカルドハイムのカードを中心に一個デッキリストを考えてみたので載せておく。
【予顕トロン】
《ウルザの塔》4
《ウルザの魔力炉》4
《ウルザの鉱山》4
《島》1
《沼》1
《茨森の滝》1
《興隆する絶壁》1
《興隆する島嶼》4
《ゆらめく岩屋》2
土地(23)
《サルーフの群友》4
《占い鴉》4
《嘲笑の人形》4
クリーチャー(12)
《予言のプリズム》4
《賢者の装飾品》2
《多元宇宙の警告》3
《鴉変化》3
《領界からの旅立ち》2
《頭蓋の奇襲》3
《焦熱の連続砲撃》2
《神秘の指導》3
《嵐の乗り切り》1
《一瞬の平和》2
呪文(23)
本当に叩き台レベルの思いついたまま組んだので細かい部分がガバガバなのだが予顕の追放コストをどう補うかで一番はやはりトロンでは、という簡単なもの。
一応《嘲笑の人形》と《嵐の乗り切り》が微妙なシナジーをしてるのとかはポイントかな。